2013年2月10日日曜日

キーワードはインパクト!!!

大山村塾第6回講演会、終了しました。
60名を超える参加があり、旧幼稚園の体育室は満席。
岡山県美作市で主な活動を行う英田上山棚田団の西口和雄さん(@かっち)を
講師にお招きしたら、
なんと、岡山県から車で来る方たち、東京から合流する方達で、
総勢6人で登場!
そのうちの一人は昔鴨川自然王国会員だった方で、
思わぬ邂逅にうれしさを覚えつつ、一体この人たちはどんな人たちなんだ?と
不思議な気持ちと興味津々な気持ちで講演を待ちました。

まず始めに、塾長のご挨拶。
今回の講演は、塾長がある会合で後述する原田さんと出会ったことがきっかけで、
「面白い!ぜひ講演に来てください」とお願いしたことがきっかけ。

塾長が手に持っている本、「愛だ!上山棚田団ー限界集落なんて言わせない!」
を企画した方が、原田さん(@ボブ)。
あ、申し遅れましたが、英田上山棚田団の面々はお互いをニックネームで呼ぶのです。
これも面白い。
ボブは、棚田団の活動に興味を持って、
「これ面白い活動やから本にしたら?」と投げかけると、
「ほなボブやってよ」と言われてしまい、
それで本にするプロジェクトに取りかかったとのこと。
それが、冒頭の一冊に仕上がり、私たちの手元に届けられたのです。
ある一言が行動を生み、形につながっている実例です。

そして、西口さん(@かっち)。
本日のメイン講師です。
上山集落に入り、活動を進めて行く中で、
「あれこれ考える前に、もう野焼きしてしまおう!」
とすごい面積を野焼きしたそうです。
その瞬間、あれこれいっていた村の人たちも、
大阪から来た彼らに対して、
「お前たちは本気なんだな」
と認めてもらえたと。
村のお年寄りが、「棚田が復活した」と涙を流して喜んでくれたこと。
かっちは、今もそのときのことを思い出すと涙ぐんでしまうそうです。
実際、昨日の講演でも涙ぐんでおられました。
野焼きのインパクトはでかかった、と行っておられました。

彼らの活動は、多岐にわたっており、短い文章で表現し尽くすことは
なかなか難しいのですが、
一言で言うと、「楽しい事は正しい事!」を合い言葉に、
やりたい、といったことを実現してしまう、そんなエネルギーに
満ちあふれている集団だと言う事です。

ただし、やみくもにやっているわけではありません。
かっちは消防団にも所属しており、
野焼きをする上においても、「おれが責任を取るからやれ」
と若者たちに声をかけ、絶対延焼しないように、
「死ぬ気で」注意して野焼きをするというのです。
もし、延焼してしまえば、彼らの活動はもう認められなくなってしまう。
私も消防団に所属しており、「絶対延焼させない」「信頼を大切にする」ということは
とても印象に残りました。



さらに、ウメリー@上山集楽プロジェクトも紹介されました。
これを紹介してくれたのは田中さん(@フミメイ)。


文脈コンテキスターを名乗り、棚田団の活動を説明してくれました。
そのなかで、梅を植えたらいいじゃないか?という提案をしたところ、
ボブと同じく、じゃ、ふみべえやってよ、ということで、
冒頭の企画をやっているとのことです。
彼の言葉で印象的だったのは、
「じゃ、やるよ。といって走り出すとみんなついてきてくれ、
一緒にやってくれるから安心して走れる」
という言葉です。
このグループの強みは、ひとりぼっちにせず、みんなでどんどん進んで行く
ところにありそうです。

最後に、梅を植える場所を一ヶ月かけて伐採し、野焼きした
梅谷さん(@うめちゃん)の登場です。
英田上山棚田団の活動に刺激を受けて、
総務省企画の「地域おこし協力隊」として美作市に派遣されています。
大学院を卒業して、この場にくれば自分の力を発揮できる、育ててもらえる、ということを強く感じて今活動している、と熱く語ってくれました。


誰の話を聞いても、刺激を受けることばかり。
感動が先に立って、若干わかりづらい文章になっていますが、
今回の講演を受けて、今後大山村塾としてどんな活動をして行くのか、
そのきっかけを得られた気がします。


今回は、鴨川市内、鋸南町、南房総市富山、白浜から、
千葉県市原市、神奈川、東京からも参加がありました。
なんとか一年やって来れたのは、皆さんのおかげです。
来月の座会で、本年度最後になりますが、
インパクトある企画をうっていきたいと思っています。


みなさん、一緒にやりましょう!

2 件のコメント:

  1. ボブです。さっそく発信していただき、有り難うございます。
    あこがれの、鴨川で講演するなんて、夢のようなお話でしたが、現実のものとなりました。尊いご縁に心から御礼申し上げます。
    今後ともよろしくお願いします。

    (田中文夫のニックネームは「ふみべい」ではなく「フミメイ」です。)

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    1. ボブ、早速ありがとうございます。
      縁脈って面白い言葉だと思います。
      言葉もどんどん作ればいいんですよね。
      今後ともよろしくお願いします。
      ニックネームの間違い、失礼いたしました。訂正いたしました。

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